J1清水エスパルスDF井林章(31)が完封勝利を目指して体を張る。13日のルヴァン杯徳島戦(鳴門大塚、午後7時)に備え、12日は静岡市内での練習に参加した。

フィールド選手で最年長となるベテランは今季公式戦2試合出場にとどまっている。3月12日のリーグC大阪戦以来約1カ月ぶりの出場が懸かる徳島戦に向け、「チームとしても、個人としても結果にこだわりたい」と意気込んだ。

徳島とは3月の前回対戦で1-1の引き分けだった。井林は同試合で先発出場。相手の特徴は頭に入っている。「徳島はボールを持つことがうまい。取りどころははっきりとさせなければいけない」。対応策として連動した守備の重要性を強調。前線からのハイプレスとブロック形成の使い分けを指示しながら、最終ラインを統率していく。

ルヴァン杯は3試合を終え、1勝2分け。徳島に勝利すれば、グループステージ突破に向けて前進する。自身にとっても健在ぶりをアピールする大事な一戦。井林は「いい流れを切らせないようにやりたい。勝つために貢献したい」と力を込めた。【神谷亮磨】