J1清水エスパルスMF中山克広(25)がサイドを切り裂き、チームを勝利に導く。23日のルヴァン杯名古屋グランパス戦(アイスタ、午後2時)に備え、22日は静岡市内で非公開練習を行った。最終調整に臨んだ中山は「締まった練習ができた」。勝てば1次リーグ突破へ大きく前進する一戦に向け、士気も上がっている。

今季はここまで公式戦全試合に出場。直近のリーグ戦2試合は先発起用されている。求められているプレーは快足を生かした突破からのチャンスメーク。名古屋戦もサイドの攻防をポイントに挙げ「そこでいかに優位性を持てるかだと思う。ゴール前でのチャンスを増やせるように意識したい」と意気込んだ。

開幕からの「フル稼働」で蓄積されていた疲労も、2日間(18、19日)のオフでリセットされた。コンディションは「完全の状態に戻った」と自信をみなぎらせる。今季は2月の磐田との「静岡ダービー」で決勝点を挙げたが、その後は満足できる結果を残せていない。「今のままではいつスタメンから外されてもおかしくない。結果にこだわって勝利に貢献したい」と力を込めた。【神谷亮磨】

<応援バンバンスティックもらえる>

名古屋戦では、来場者の先着1万2000人に「応援バンバンスティック」がプレゼントされる。空気を入れるとふくらむビニール製の応援グッズには、今季のスローガン「HERE GOES!」がデザインされている。今月のホーム3試合は「DEEP SEA BLUE MONTH(ディープシーブルー月間)」と題したイベントを実施。2度目の開催となる今回も、イベントにちなんだブースの出展などが予定されている。