J1清水エスパルスDF原輝綺(23)が攻守でチームに貢献する。29日のホーム、サンフレッチェ広島戦(アイスタ、午後2時)に備え、28日は静岡市内で最終調整した。今季リーグ戦は、次戦で節目の10試合目。チームは最近7戦勝ちなし(4分け3敗)と苦しんでいるが、大崩れしない守備は構築されつつある。直近3試合は2失点でいずれもドロー。「DFだけでなく、11人で守る意識は強くなってきている」と強調した。

勝つためには、2月の磐田戦以来となる複数得点が求められる。対する広島は、ハイプレスが特徴。陣形をコンパクトに保っているだけに、背後のスペースは広がっている。原は「あえて相手にボールを持たせて、奪った後に一気に仕掛けるのも手段の1つだと思う」。鍵となるプレーは、ボール奪取から最短でゴールを目指すカウンター。堅守速攻で8試合ぶりの白星をつかみ取る。【神谷亮磨】

<先着1万6000人にレジャーシート>

広島戦では来場者の先着1万6000人に「レジャーシート」がプレゼントされる。クラブのエンブレムなどがデザインされており、大人2人がゆったり座れる大きさ。今月のホーム3試合(ルヴァン杯の1試合を含む)は「DEEP SEA BLUE MONTH(ディープシーブルー月間)」と題したイベントを実施。最終回となる今回も、イベントにちなんだブースの出展などが予定されている。