パリオリンピック(五輪)世代で柏レイソルの若きエースFW細谷真大(20)が12日、オンライン取材に応じ「ヤバイ選手になること」と「W杯」の大きな目標を掲げた。

14日は「柏レイソル創立30周年記念マッチ」の冠がついたホームでのガンバ大阪戦がある。柏の下部組織を含めると9年間在籍しており「自分の中でも記念にしたい試合」と勝利への意欲を口にし、現在、柏の歴史を刻んでいる身として「細谷はヤバかったね、と言わせられるような選手にはなりたい」と目標を掲げた。細谷がイメージする「ヤバイ選手」はプレミアリーグ・トットナムのFWハリー・ケイン。得点力とゲームメークの面でよく見ている存在だ。

パリ世代だが、A代表としてW杯の夢も掲げる。「そこ(A代表)は狙っているところ」と明言し「自分の中でも大舞台は得意としている。どんな形であれ、選ばれたいなというのは強くある」とキッパリ。

細谷の特長は、前線の強度の高い守備と決定力だ。8日の前節浦和レッズ戦では両チーム最多の33回のスプリントを記録。毎試合、数多くのスプリント数を重ねながらも、得点やアシストで結果を残している。今季も既に4得点を決めている。夢のW杯へ「守備の強度を落とさずに点を取るところは、意識しないとダメ。結局はFWは点を取るのが仕事。結果にこだわってやっていきたい」。ヤバイ選手の階段を1歩ずつ駆け上がる覚悟だ。