ヴィッセル神戸のDF初瀬亮(25)が、自ら紛失した財布をサポーターに拾われ、届けてもらう幸運な出来事があった。

28日午前、初瀬は神戸市内の練習場に向かう途中で財布を紛失。本人は気付かず到着した練習場で調整していると、男性2人組のサポーターが財布を届けに来てくれたという。

この日、神戸の練習がファンクラブ会員に公開される特別な日だった。その有資格者だった男性2人は練習場に向かう途中、近くの側道に落ちていた財布を発見。中に初瀬の名前が記されたものがあったため、無事に届けられた。練習公開日でなければ、サポーターが発見することはなかったはずで、初瀬にとっては幸運だった。

初瀬は練習後、男性2人に「本当にありがとうございます。感謝しかありません」とあいさつ。自らのスパイクをその場でプレゼントした。

日本代表に招集された経験もある初瀬は、今季のリーグ戦は14試合1得点、天皇杯は3試合2得点など、主に左サイドバックで活躍している。