ポルトガル2部オリベイレンセへの期限付き移籍が基本合意に達している元日本代表FWカズ(55、三浦知良)が21日、練習参加していた横浜FCの宮崎キャンプを打ち上げ、帰京前に宮崎空港内で取材に応じた。

「これからも全力を尽くして、どこに行っても自分らしくやれたらいいなと思います」とサッカー界のキングらしい言葉を口にした。自身5カ国目の挑戦となる。

移動前に行われた鹿屋体育大とのトレーニングマッチでは得点を決めた。「みんなの協力を得てゴールを挙げられたこと、ちょっとはお返しができて良かった。ゴールでお返しすることができて良かった。次、いい形で進めるかなと思います」とうなずいた。

20日に、初めて自らの口で「まあ、ほぼ、合意はしていますのでね。いろいろ情報を得てください」と新天地への移籍を認めていた。来週中に、現地入りする。2月に56歳を迎えるプロ38年目のシーズンに向けて「自分のやれることを、しっかりとやっていきたいと思います」などと、意気込みを口にした。

そして、横浜FCのサポートに感謝の言葉を口にした。「横浜FCの関係者のみなさんに感謝したいと思います。約2週間、(キャンプに)参加させてもらって、試合にも2試合出させていただいた。今できることをやれたかなと思う。いい準備ができた。本当に良かった。本当にみんなに感謝したい」。

後輩たちに「とにかく応援することしかできないし、『J1の舞台で成功することを願っています』ということを伝えました。祈っています」と願った。