清水エスパルスとジュビロ磐田の「静岡ダービー」が18日(エコパ、午後2時)に行われる。J2での対戦は今回が初めて。1勝1分け2敗と負け越している磐田は横内昭展監督(55)が公式戦初のダービーを指揮する。今季は清水が14位で、磐田が15位。序盤の遅れを取り戻すための重要な一戦を迎える。【神谷亮磨】

ホームにライバルを迎える磐田の横内監督は静かに闘志を燃やした。17日は完全非公開での練習を指導。オンラインでの取材では淡々と意気込みを語った。警戒する相手選手は「全員です」とキッパリ。ポイントになる戦術なども明言は避け、チームが目指す戦いに徹する構えを示した。

前節大宮戦では終始試合を優位に進めながらも、後半ロスタイムに決勝点を献上。悔しい敗戦となったが、チームの成長ぶりには手応えを感じている。同監督は「チャンスは多く作れるようになった」。決定力を意識づけるメニューも取り入れているといい、「そういうシーンで点が取れたらいい」と話した。

指揮官にとっては公式戦で初めてダービーを迎える。「清水に勝利できれば自信になる。この1勝がもたらすものは大きい」。宿敵を迎え撃ち、上昇気流をつかむ。