北海道コンサドーレ札幌が戦力復帰して4月を迎える。29日、札幌・宮の沢での全体練習で、離脱していた3選手が完全合流を果たした。

今月熊本での練習中に左太もも前を痛めたMF青木亮太(27)、左内転筋を痛めたFWキム・ゴンヒ(28)は、4月1日ホーム川崎フロンターレ戦(札幌ドーム)でのリーグ戦3試合ぶり復帰を見据える。この日、11対11のミニゲームに参加し、青木は「とりあえず痛いところは大丈夫」と回復をアピールした。

18日前節G大阪戦(2△2)で腰の打撲で負傷交代したFW浅野雄也(26)も大事には至らず、対人練習で問題はない様子。出場は可能の見込みだ。

4日新潟戦(2△2)での先発後、青木とキム・ゴンヒがそろって離脱した。主力を欠きながら、チームは18日横浜戦で今季初勝利を挙げた。キム・ゴンヒは「離れていた間、勝利してくれたチームに感謝。(自分が)いなきゃいけなかったのに離れて申し訳ない気持ちはあった」と振り返る。

チームは3月はリーグ戦、ルヴァン杯5戦で2勝3分けと負けなしで踏ん張った。上向きな調子のまま4月も勝ち点を重ねたい。ともに4月初戦となる川崎F戦への準備を進める。キム・ゴンヒは「もし試合に出てチャンスがあれば、アシストやゴールを挙げたい」と得点に絡むつもりだ。