首位青森山田のエースが絶好調だ。FW米谷壮史(3年)が先制弾を含む2ゴールを決め、開幕6試合で8得点。チームは名門・流通経大柏(千葉)に2-1で競り勝ち、2連勝で今大会通算5勝1敗とした。次節21日はアウェーで4位川崎F・U-18と対戦する。
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青森山田・米谷の勢いが止まらない。仲間の思いを乗せて2発をたたき込んだ。右CKのこぼれ球を拾い、2次攻撃が始まった前半34分。DF小林拓斗(3年)が右クロスを上げると、ニアに飛び込む強烈なヘディングで先制した。「自分はクロスに入るのが得意。GKの前でさわれて良かった」。課題だったニアでのプレーを今節に向けて重点的に磨き、狙い通りに決めた。
追加点も奪った。1点リードの後半7分。ゴール前で相手DFのマークを外してフリーに。気持ちの面でも「GKの立ち位置や空いているコースを見る時間があった」と冷静だった。MF川原良介(3年)の左クロスを左足でファーに流し込み、応援席の仲間のもとへ一直線。「学校でもめっちゃ仲良くしているので、一緒に喜べてうれしい」と笑顔でかみしめた。
ワンタッチゴールこそ米谷の真骨頂だ。開幕戦の柏U-18戦(5○0)でハットトリックを飾るなど開幕6試合で8得点。「自分のゴールのほとんどは仲間がアシストしてくれて」。実に5得点をチームメートのお膳立てから決めている。
高体連のライバルをたたいた。全国高校総体や全国高校選手権でも対戦する可能性がある流通経大柏との一戦。「高校のプライドをかけて負けられない」とチーム内で鼓舞し合った。2-0の後半41分にPKで失点も、首位の座を守った。
大きな目標を設定する。昨季得点王の横浜ユースFW内野航太郎(現筑波大1年)は、21試合で21得点を挙げた。米谷はそれ以上に挑む。「(現在の)8点は特に多いとは思っていないし、試合で1本中の1本を決めていければ、もっともっと伸びると思う」と力を込める。「1試合で1点じゃ満足してられない」。残りは16試合。常勝軍団のエースとして貪欲にゴールを奪い続ける。【山田愛斗】
▽青森山田・正木昌宣監督(41、流通経大柏に競り勝ち)「後半は2、3本決定機があって、それを決めていれば相手も戦意喪失すると思うんですけど、あそこを決めきれずに2-0は一番危険なスコアだった。ただ選手たちは1点を取られてもタフに戦ってくれた」



