“安心してください。連勝しますよ”。J1アルビレックス新潟は20日のアウェー、サガン鳥栖戦に向け、聖籠町で調整を進めている。チーム最年長のDF千葉和彦(37)は14日のホーム横浜F・マリノス戦で後半44分までプレーし、2-1の逆転勝利に貢献。試合後にはイギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で爆笑をかっさらったお笑い芸人、とにかく明るい安村(41)を参考とした勝利パフォーマンスでファンを喜ばせた。ピッチ内外で存在感を示すムードメーカーがチームをさらに勢いづける。

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「とにかく明るい千葉」が最終ラインから攻撃のタクトを振るう。安定した守備と独特の間合いから前線に縦パスを送る攻守の要。6月、38歳になるが流れを読む力、展開力は衰え知らず。サンフレッチェ広島時代に千葉を指導し、ともに多くのタイトルを獲得した日本代表の森保一監督(54)は14日の横浜戦視察後、「経験を生かした賢いプレーをしていた。守備は相手の肝をつぶし、高いクオリティーで攻撃も作り出していた」とうれしそうに話した。

前節は最少1失点で昨季王者を撃破した。試合後の「千葉劇場」ではチームメートの輪の中でTシャツ、サッカーパンツを脱ぎ、真っ赤なブリーフだけの姿になると本家顔負けのポージングでファンを楽しませた。これには全世界で180万人を超えるフォロワーを持つツイッターアカウント「Out Of Context Football」も注目。投稿画像は世界中に拡散し反響を呼んだ。16日練習後、ファンサービスに応じたが「サッカーよりパンツに対する声が多かった。パンツの神様に感謝したい」と笑った。

横浜戦では試合終了直後、更衣室で着替えを済ませ、ピッチに戻っていた。鍛え抜かれた肉体美は本家とは体格差があったが「アスリートなので、そこは」とちゃめっけたっぷり。1点リードの終盤にピッチを退いたことにも「パンツの神様があの(着替えの)時間をくれたかな」と冗談を畳みかけた。5試合ぶり勝利でチームにも明るさが戻った。「数的有利ができてる部分をチームで意図的に突く。空間、時間、スペースをうまく使いたい」。パフォーマンスの次は熟練の技で今季初の連勝を狙う。【小林忠】