北海道コンサドーレ札幌は京都サンガF.C.を2-1で退け、19年以来4季ぶりの3連勝を挙げた。1-1の後半27分、MF浅野雄也(26)が自身初の3戦連発となる今季8点目を決めて勝ち越した。足をつりかけるほど最後まで走り、試合終了と同時にピッチに倒れ込んだ。お立ち台では両手を広げて「最高でーす」と叫び、歓声を独り占めした。

4-2で2連勝した前節13日湘南ベルマーレ戦でクラブのJ1通算500点目を決めた背番号18のゴールラッシュは止まらない。MF金子からのクロスに頭で合わせた。相手がクリアしきれず、2点目を奪った。「最後クロスを上げてくれた拓郎には感謝。絶対あそこに上げてくれると信じて走り込んだ」。クリアしようとした相手の左足で押し込まれたようにも見えるため「あれは絶対オウンゴールではありません。俺の得点です!」と自信満々に宣言し、会場を盛り上げた。

J1得点ランキングは暫定で単独2位。首位の神戸FW大迫に1点差に迫る。「1位に行きたいので、このチームでもっともっと貢献したい」。今季サンフレッチェ広島から加入し、新新天地でブレーク。6得点だったシーズン自己最多の更新を続け、リーグ最多31得点のチームをけん引する。連発を「意識していないと言ったらウソになる」と、求められる役割を理解。兄でW杯カタール大会日本代表のFW拓磨(28=ボーフム)が広島時代の15年に記録したJリーグでのシーズン最多8得点に並んだ。【保坂果那】