ブラウブリッツ秋田はジュビロ磐田に0-2で敗戦。引き分けを挟んで3連敗となった。

得点力不足が深刻だ。この日を含む最近5試合は1勝3敗1分け。その間の総得点はわずか「2」で、前節大分戦に続く2試合連続無得点となった。

前半2分だった。右サイドを駆け上がったFW畑潤基(28)が、ゴール前にグラウンダーのクロス。MF水谷拓磨(27)が体を投げ出して合わせたものの、ボールは惜しくもサイドネット。このゴールが決まっていれば戦況は変わっていたかもしれないが、課題の「フィニッシュの精度」がこの日も随所に顔を出した。

前半は持ち前の全員守備で無失点に抑えたが、試合を通じてのボール支配率は磐田が68%。徐々に押し込まれる時間が長くなり、後半21分に先制点を許すと、続く29分にも失点。シュートは9本放ったものの、枠内シュートがたったの1本と、相手ゴールを脅かすまでとはいかなかった。

吉田謙監督(53)は「いい面もたくさんありました。光があれば影もある。過去より未来、次に向かってやっていきたい」と“吉田語録”で試合を振り返り、台風2号の影響により東海道新幹線がストップ、高速道路が影響を受けるなどの困難の中、アウェーの地に応援に駆けつけたサポーターに「本当にありがとうございます。これからもひた向きに努力していきますので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。チームは7日に天皇杯栃木SC戦、11日にツエーゲン金沢戦を控える。課題のフィニッシュの精度を上げ、1つでも多くの勝利をつかむ。