セレッソ大阪の試合の舞台裏を紹介する、クラブ公式YouTube番組「BACKSTAGE PASS」が、14日までに更新された。
21年8月の小菊セレッソ誕生から丸2年を前に、10日に行われたヴィッセル神戸戦は、現体制での最高の試合となった。
本拠地ヨドコウに集まった過去最多2万2542人の観客を前に、18歳FW北野のJ1初ゴールなどで首位を2-1で撃破。その当事者たちが試合後、歓喜の表情を見せた。
小菊監督は控室で選手を前に、熱い口調で語りかけた。
「ほんまに、しびれる試合やった。やっぱり、俺らの人生の中でも絶対、波ってあると思う。俺も47年間生きてきて当然、いろんな波があった。どん底もあったし、今みたいなハッピーな時もある。90分の試合ってそれの繰り返しや。人生と一緒で、しんどい時にこうやって、バラバラにならずにみんなで乗り切る。それが大事やと思う。ほんまに、それがうれしい」
チームは故障者が続出する中、DF進藤が相手FW大迫を封じる魂の守備を見せれば、今季15試合ぶり先発のDF舩木が1アシストなど攻守に躍動した。
今季初先発のMF喜田が臆せずスルーパスを狙えば、新加入の韓国籍GKヤン・ハンビンがJ1初先発ながら、ビッグセーブはもちろん、北野の劇的ゴールを誘発するロングキックも披露した。
開幕当初のベスト布陣からは半数近く、違った選手で挑んだ一戦。ボール保有率や走行距離といったデータなど、参考にすぎないと思わせるような、気迫のこもったプレーで競り勝った。小菊監督の普段からの教えが実践された、究極の一番になった。
控室で続いた指揮官の訓示は、まとめに入った。
「(最後に)2つだけ言わせてほしい。1つは明日午前11時のトレーニングね、オフにして3連休にします。そして、もう1つだけ言わせてほしい」と言った瞬間、ほとんどの選手は察知したようだ。
静まりかえった中で、小菊監督は「みんな、最高オウ~」と絶叫した。4月1日の横浜Fマリノス戦以来となる、指揮官の「100点満点の試合」を意味するフレーズが飛びだした。
この試合を終え、小菊監督は就任から通算64試合、28勝14分け22敗。今季は前半戦を終えて、9勝2分け6敗の勝ち点29で6位の好位置につけている。



