J2首位の町田ゼルビア(町田)と2位の東京ヴェルディ(東京V)が9日午後6時から東京・国立競技場で対する。

国立競技場開催という大舞台で「天王山」として迎える「東京ダービー」に、新たな“因縁”が加わった。試合3日前に町田が東京Vの主力MFバスケス・バイロンの獲得を発表。バスケスは青森山田高時代の恩師で、今年から町田を率いる黒田剛監督のもとで再びプレーすることを決断した。首位クラブが2位のクラブから直接選手を獲得するのは異例中の異例。バスケスはJリーグの規定で21日まで試合に出場できないため、この試合ではプレーしないが、移籍発表直後にはSNS上で「禁断の移籍」がトレンドで急上昇。大きな注目を集めており、“遺恨試合”としてJリーグ史に残る一戦となりそうだ。

ライバルチーム間の“禁断の移籍”は、各国リーグである。スペインでは、バルセロナからレアル・マドリードへ移籍したポルトガル代表MFフィーゴ。ドイツでは、ドルトムントからバイエルン・ミュンヘンへ移籍したドイツ代表MFゲッツェ、ポーランド代表FWレバンドフスキがいる。そしてイングランドでは、アーセナルからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したオランダ代表FWファンペルシーなど…。クラブ、サポーターの記憶に強く刻まれ、ダービーを盛り上げる要素ともなっている。

今季のJ2前半戦での町田-東京V戦は、バスケスが退場したこともあり、町田が1-0で勝利している。さまざまなストーリーが絡み合う今回は勝ち点差10と独走状態の町田が勝利を収めるのか、聖地で東京Vが意地を見せるのか-。サポーターの応援も含め、注目の対決だ。