ポルトガル2部オリベイレンセへの期限付き移籍が決定的なFWカズ(三浦知良、56)が15日、移籍を前提とした調整に入るため、羽田空港からポルトガルへ出国した。現地でのメディカルチェックを経て、正式発表される見込みだ。
今年2月に、横浜FCから半年間の期限付き移籍でオリベイレンセへ加入。今夏は、日本を含め複数のクラブからオファーがあった中で、引き続きポルトガルでプレーすることを選択した。半年前にポルトガルへ渡った際は「まずはいい経験が出来たら」と考えていたが、5カ月のプレーを終え、新たな欲が芽生えたという。
カズは「シーズンが終わってみたらそれだけでは物足りなく感じて。本格的に自分が向こうに行って、もっと試合に出て、自分のゴールなりで勝利に貢献して、ある意味一定の、自分が感じられる成功を得たいなと。最初の5カ月ではそこまでは行けなかった。もう1回向こうで挑戦して、今度は経験だけではなく、1つの成功を。試合でゴールをあげる、具体的なものを成し遂げたいという気持ちが強かった」と決断の理由を明かした。
5月末に帰国後、大阪で自主トレーニングに励み、古巣のJFL鈴鹿、横浜FCの練習に参加し調整は続けてきた。鈴鹿と横浜FCでは練習試合にも出場し、実戦も経験した。「少し疲れがあるが、必要なトレーニングだったと思う。向こうに着いて最初の入りさえ良ければ、すぐに試合に参加できるコンディションにはあるかなと思う」と手応えを口にする。
冬にポルトガルへ渡ったときは、粘土質のグラウンドに慣れるまで苦労したが「前回は入りで勢いよく行きすぎたこともあったので。その経験を生かしながら」と話す。期限付きの期間は1年。「ポルトガルで1シーズン、カップ戦も2つある。何かしらチャンスをもらえるように努力して、チャンスを形としてちゃんと残せるところまで行きたい」。56歳で迎える新シーズン。キングのサッカーへの情熱は今もギラギラしている。



