雨が降り続ける中、アルビレックス新潟はアウェーでコンサドーレ札幌を1-0で破った。

後半8分、FW鈴木孝司(33)がDF藤原奏哉(27)の右クロスを滑り込みながら右足で合わせ、決勝点を奪った。同16分にDF新井直人(26)が相手得点機をファウルで阻止したとして一発退場。ロスタイム8分を含め残り40分近くを10人全員がハードワークを惜しまず、無失点に抑えた。12日の天皇杯3回戦J3カターレ富山戦(3ー2の延長後半開始前に雷雨で再開試合)から中2日。公式戦敵地2連戦の過密日程でタフに勝ち点3を獲得した。

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状況に応じたプレーを見せた新潟が、敵地で勝ち星を手にした。後半8分に鈴木が藤原のラストパスから第2節以来の今季2得点目を奪い、先制する。同16分に新井が相手の絶好機をファウルで止め、VAR判定で退場処分となる。ロスタイム8分を含めて残り40分近くを10人で戦うこととなり、自陣で耐える時間が続いたが、最後まで集中力を切らさずに逃げ切った。鈴木は「スタッフを含めて全員で戦って勝利できた。本当にうれしい」と笑顔を見せた。

延長前半終了の105分まで戦ったJ3富山との天皇杯3回戦から中2日。出場のなかった鈴木と藤原のコンビで決勝点を奪った。「奏哉がうまくポケットをとってくれた。中でしっかり蹴り込めた」と鈴木。同じく天皇杯での“温存組”が仕事をする。MF高宇洋(25)が中盤でこぼれ球を拾い続けた。最終局面ではDFトーマス・デン(26)、GK小島亨介(26)が安定した動きを見せた。鈴木は「0で終えたことは自信になる。1人少ない状況でも守り切れたことはチームの団結力を感じられる」と胸を張った。

総合力を示した新潟は数少ない好機をしっかり仕留め、守備はピンチを迎えても最後にシュートコースにふたをして完封した。次は中3日での19日、雷雨で中止となった天皇杯3回戦J3富山との再開試合に臨む。スコア3-2の延長後半からスタートする。松橋力蔵監督(54)は「残り15分の試合がある。非常に、そのゲームにも弾みがついた。リーグも天皇杯も1戦1戦、みんなで力を合わせて戦っていきたい」と話した。