セレッソ大阪が再び優勝争いへ加わるため、避けては通れない宿敵との対戦が26日に迫った。本拠地ヨドコウでのサンフレッチェ広島戦は、今後を占う7位と9位の対戦になる。

この2年間で広島には公式戦1分け5敗と、1度も勝てていない。うち22年ルヴァン杯決勝など逆転負けは3試合あり、互角以上に戦いながらも常に要所でやられてしまう。ダメージはいつも大きく、深い。

クラブ設立30周年の今季、チームは初のリーグ優勝という目標を掲げたが、打倒広島を実現しないと前には進めない。

22年にJ2V・ファーレン長崎から加入した日本代表DF毎熊晟矢(26)は、故障明けながら広島戦で先発する可能性は高い。

「僕が来てから全然、勝てていない。すごく手ごわい相手だが、優勝はまだ誰もあきらめていないし、そのためには勝っていくしかない。ホームだし、引き分けはいらない」

広島とのリーグ戦は現在4戦未勝利(1分け3敗)が続く。尹晶煥監督時代の17年5月14日の勝利を最後に、ホームでは6連敗中。うち得点は、21年5月23日のMF奥埜博亮(34)の1ゴールのみ。ホームで11連敗中の鹿島アントラーズに並び、嫌な相手になる。

22日のルヴァン杯3回戦J3琉球戦を回避し、体調万全の奥埜は言う。

「広島はいいチームなんで、いい試合ができればと思う。広島戦という以前に、自分たちは勝ち点を積み上げていかないといけない段階です」

幸いにも故障離脱からMFカピシャーバ(27)が復帰する可能性もあり、長期離脱中のDF登里享平(33)以外は、ほぼ主力が戻ってきた。

小菊昭雄監督(48)は「私たちの目標を達成するには、必ず倒さないといけない相手。ルヴァン杯決勝に象徴されるように、我々が調子のいい時にいつも阻まれ続けてきた。優勝を考えた時、非常にビッグマッチになってくる。勝ちたい」と本音を隠さない。

ボールを支配して攻撃的に勝利を目指すC大阪と、縦に速く強度の高いサッカーを貫く広島。返り討ちに遭い続けてきた思いをエネルギーに、C大阪がリベンジできれば、優勝争いへの大きなはずみになる。

○…昨夏にC大阪から広島に完全移籍したFW加藤陸次樹(26)は、古巣とは今回2度目の対戦で、ヨドコウへは初めて乗り込むことになる。拍手かブーイングで迎えられるかは「分からないですね。チームとして対戦するので、チームで勝てればいい。個人的な気持ちはない」と、平常心を強調する。今季は開幕から14試合1得点。3トップはもちろん、状況に応じて右ウイングやボランチでもプレーしている。

◆両軍のチーム状況は酷似 7位C大阪と9位広島は、ともに開幕後は一時首位に立ち、その後は失速。志向するスタイルは違うものの、先発メンバーを固定する傾向や、前節でともにゴールラッシュで7試合ぶりに勝利し、22日のルヴァン杯3回戦ではアウェーで1点差の白星を飾るなど、置かれた状況は非常に似通っている。