FC町田ゼルビアが本拠地でアビスパ福岡と0-0で引き分けた。
後半開始からピッチに立ったDF望月ヘンリー海輝(24)は、日本代表として勝利した14日のブラジル戦について改めて振り返った。
歴史的な白星を飾った一戦で、3-2の後半40分から出場。直後のプレーで相手に裏を抜かれ、チャンスをつくられた。同場面はクラブなどでも指摘されたといい「自分のあの時の心情としては、遠い距離で(ボールを)もたれると、一流の選手なのでできるだけ距離を縮めたいというところで行ったけど、それをみていてやられたという感じですね」と説明した。
ただその後は追加タイムも含めて守り切り、チームはサッカー王国相手に初勝利。仲間、サポーターが喜びに沸くなか、自身の思いは複雑だった。「自分の中でも、あの時間に出て、貢献できなかった悔しさがあった。ベンチで見ていたらもっと喜べた部分あったけど、うれしいのと半分に悔しいのがあった」。
しかしその悔しさは出場したからこそ味わったもの。1年前の初代表から、着実に成長を重ね、緊迫した場面で起用されるまでに立ち位置を変化させてきた。
「あの時点では、そういう風に使ってもらえるのはそういう立ち位置にいられたかなと思いますけど、あのプレーで信頼もある程度失ったと思うので、もっとレベルアップしてあそこから改善したんだぞというのを見せたいと思います」
試合後、高校時代に在籍した三菱養和の先輩でもある同僚の相馬勇紀からは「1発目、裏はないよ」といじられた。8カ月後の大舞台に向けて、親善試合とはいえ、出場しないと分からない世界のスピード感や強度を経験したことは大きい。「1つ1つやられる回数、シチュエーションを減らしていくのが成長につながって確固たる選手になれるのかな」と言い聞かせた。



