J3沼津は23日に今季ホーム最終戦を迎え、福島と対戦する。残り2試合となった現在、最下位の20位に沈むチームは、勝っても19位讃岐の結果次第で最下位が確定する。窮地で迎える一戦。わずかに残る逆転残留への希望をつなぎ留めるためにも、2戦ぶりの勝利を目指し、元日本代表FW川又堅碁(36)が今季6点目を狙っている。
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19日に行われた沼津の公開練習。川又は全体練習後もピッチに残り、チームメートとともにシュートを打ち込んだ。福島戦は、負ければ無条件で最下位が確定。JFLとの入れ替え戦に回ることになる。土俵際のチームを支えるべく感覚を磨くと「次の試合をみんなで取りにいく。全員が常に思っていることを形にしたい」と闘志を燃やした。
J通算343試合103得点のストライカー。プロ18年目を迎えた今季はここまで出場25試合で、うちスタメンは3試合のみ。限られた出場時間の中でも豊富な経験を生かし、チーム2位の5得点と奮闘してきた。「次も、もちろん(ゴールを)狙っていく。スタートから出たい気持ちも常に持っているし、チャンスを貰えるように頑張るだけ」。表情を引き締め、黙々と調整に汗を流す。
敵地で行われた4月の前回対戦は、1-1の引き分けに終わった。川又は後半22分から途中出場し、同29分には右クロスを頭で合わせて同点弾を決めている。「パスの技術が高い。対応に遅れて後手に回ったら難しい」と警戒しながらも「前線で引っかけたらショートカウンターもしやすい」。対福島戦“2戦連発”へイメージを膨らませた。
残り2試合。既に自力残留の可能性は消滅したが、19位讃岐との勝ち点差は「4」。最終節には直接対決も残し、逆転の可能性はわずかながら残っている。川又は「自分たちは勝ち続けるしかない。とにかく結果」と短い言葉に力を込めた。奇跡を信じて、ゴールに向かう。【前田和哉】



