ワールドカップ(W杯)史上前代未聞のアディショナルタイム合計「24分」となった。

まず前半、表示されたアディショナルタイムは異例の「14分」だった。

イランGKベイランバンドが前半8分、クロスに飛び出した際に味方選手のM・ホセイニと衝突して顔面を強打。鼻血を出して倒れ込んだ。この治療に10分以上もの時間を要した。プレータイムは「前半60分」にまで達した。

そして後半も、イランの主将のDFハジサフィが左ふくらはぎを痛め、試合が中断。これの治療にも時間を要した。

また、イングランド代表DFマグワイアは相手選手と接触し、脳振とうを起こし、こちらの対応にも時間がかかった。結局、前半に匹敵するアディショナルタイム「10分」が表示された。

後半のアディショナルタイムには、ゴール前の混戦の判定をめぐり、VAR確認が行われた。実際には13分のアディショナルタイムを擁した。

試合はイングランドが6-2で大乱戦を制した。