スペイン代表のルイス・エンリケ監督(52)がドイツ代表について「我々に最も似ているチーム」と評した。

スペインが27日にワールドカップ(W杯)1次リーグ第2節でドイツと対戦する。この一戦を翌日に控え、エンリケ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙マルカ電子版が同日に伝えた。

エンリケ監督はドイツの印象について「常に攻撃的にプレーし、敵陣でプレスをかけ、ボールをキープしようとするチームだ。我々に最も似ているので、自分たちにとってチャレンジとなる。オープンな試合になると思うので、どちらが勝つのか見ものになるだろう」と述べた。

手負いのドイツと、日本に勝っていた場合のドイツのどちらと対戦するのがより怖かったについては「全く分からない。我々が戦う前に日本対コスタリカの結果を知ることになるが、それは大きな問題ではない。私にとって重要なのは自分たちがコントロールできることをコントロールすることだ。ドイツが勝っているのと負けているののどちらが危険かは全く分からない」と返答した。

センターフォワードに誰を起用するかについて「対戦相手にも関係するが、それによってスタメンを決めることはない。私は常に自分のチームのことを考えてメンバーを組んでいる」と説明。W杯で最も驚いたことについては「非常に拮抗(きっこう)した大会になっており、多くのサプライズを見ることができたが、それがサッカーの魅力だ」と感想を述べていた。(高橋智行通信員)