オランダのFWハクポ(23=PSV)が今大会3試合連続ゴールを決め、A組首位で決勝トーナメントの扉を開いた。
前半26分、ペナルティーエリア外でボールを受けると、右斜め前方へドリブルで仕掛ける。相手DFに寄せられ、軸がブレながらも、右足で強引にミドルシュートを決めた。
初戦のセネガル戦、第2戦のエクアドル戦に続く3戦連発。守備重視で臨んだ開催国カタールのゴールを、前半のうちにこじ開けた。
オランダの名門PSVに所属する23歳。今大会の活躍で、冬の移籍市場で欧州のビッグクラブからオファーが届く可能性もある。
中継で解説した元日本代表でガンバ大阪のGK東口順昭も「W杯が終わったら、どこ(のクラブ)に行くんでしょうね」と語ったほど印象に残るゴールになった。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるオランダは、後半4分にも先発復帰したFWデパイ(バルセロナ)のシュートのこぼれ球を、F・デヨング(バルセロナ)が押し込み2-0とした。
前回大会不出場のオランダは2勝1分けのA組首位で、3位になった14年ブラジル大会以来の決勝トーナメント進出となった。