オランダ(A組1位)と米国(B組2位)がFIFAワールドカップ(W杯)で初めて対戦する。親善試合などの国際Aマッチではオランダが4勝1敗。ただ、直近の対戦は15年6月にアウェーだった米国が4-3で競り勝っている。

オランダはFWハクポに同国史上初となるW杯4試合連続ゴールの期待がかかる。1次リーグ初戦から3試合連続得点中で、74年のニースケンス、94年のベルカンプ、10年のスナイデルというオランダ代表の一時代を築いたレジェンドたちの記録に並んでいる。主将のDFファンダイクらを中心とした守備は1次リーグ3試合で1失点とそう簡単には崩れない。

米国は02年日韓大会以来のベスト8を狙う。1次リーグ3試合でPKによる1失点だけと守備は安定。ただ、攻撃面は1次リーグ最終のイラン戦で負傷したエースFWプリシッチの回復状況が気がかり。FWウェアのスピードを生かしてゴールに迫りたい。