【ドーハ(カタール)3日】フル出場OK! 日本代表DF冨安健洋(24=アーセナル)が決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦に向けて取材に応じ、完全復活を宣言した。

「スペイン戦をやって、いい感じにコンディション調整できたので、次の試合はもっといい状態で臨めるかなと思います」

逆転勝ちした1日スペイン戦では、1点リードの後半23分から出場し、安定した守備で貢献。「90分フル出場も?」とインタビュアーに問われた冨安は「はい、大丈夫です」と即答した。

11月23日のドイツ戦後から右太もも裏の違和感で別メニュー調整が続き、同27日のコスタリカ戦は出場機会がなかった。スペイン戦で「コンディション調整」し、状態は上向いている様子。次戦は累積警告でセンターバックのDF板倉が出場できないが、頼れる男が仲間が不在のDFラインを守る。

戦いたい理由がある。クロアチアの左ウイングに入るFWペリシッチはトッテナム所属。冨安がプレーするアーセナルとは歴史ある「ノースロンドンダービー」として、いつもサポーターが熱く応援する。

「サポーターもそうですし、アーセナルでプレーしていると勝手にそういう意識が芽生えてくる。(サポーターも)そこだけはやらせるなと思ってると思いますし、しっかり抑えたいなと思います」

日本代表として、アーセナルの選手として、絶対に負けられない戦いになる。

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