FIFAワールドカップ(W杯)でドイツ代表の1次リーグ敗退を受け、元代表のレジェンドで解説者のミヒャエル・バラック氏(46)は、時間をかけた評価の上でフリック体制の見直しを求めた。

バラック氏は「サッカー協会には、(OBら)すべての関係者が敗退した原因の追究に関わっていることを知ってほしい。もちろん監督もです。すべての関係者が関わっています」。

フリック監督とビアホフ・スポーツディレクターは、1次リーグ敗退後に退任の意向は示していない。それについては「急ぐ必要はない」と言った上で、こう続けた。

「2018年W杯(1次リーグで2敗して最下位)のようなミスはしてはいけない。18年は会長が敗退後、すぐに会見を行い、レーブ監督の続投を決めました」。ただ今回については、バラック氏は「じっくり時間をかけて、内部と外部の批判を受け止め、事前に用意された答えである『この体制で続けます』と言うのではなく、最終的な結論を出すことが重要だ」。

バラック氏はドイツ代表の「新皇帝」と呼ばれ、チームの象徴的な選手だった。「ゲルマン魂」で知られるドイツサッカーの正統な具現者であり、安定したプレー同様に人格者としても知られている。