日本が前回準優勝のクロアチアにPK戦の末に敗れ、初の8強進出はならなかった。

MF三笘薫(25=ブライトン)は後半19分からピッチへ。延長前半には枠内へのシュートを放つなど見せ場をつくったが得点はならなかった。PK戦では2番手を務めたが、ゴール左を狙ったシュートは相手GKに阻まれた。

試合後には号泣し、言葉にならない場面もあった。

一問一答は以下の通り。

-惜しい試合だった

「PKを蹴った責任が僕にはある。迷惑を掛けてしまった」

-キッカーには自分で手を挙げた

「そうですね。勝たせたいと思って。前日も決めましたし、いいフィーリングだったので」

-途中出場した際には、どんな思いだったか

「やっぱり試合に入るのが難しくて、徐々に徐々に入りましたけれど、チャージを取りにいききれなかったところは悔いが残る。そういう実力だったなと感じています」

-行ききれなかったというのは、今日の試合で

「そうですね。今日の、流れを変えられなかったというところで」

-なかなか外からえぐる機会をつくり出させてもらえなかった印象も

「自分のミスが多かったし、相手が2人来ても振り切らないといけないところもありましたし…」

-決勝トーナメントに入り、負けたら終わりという重圧が影響したところは

「いや、そこは感じていないですね。やることは一緒だと思っていたので。ボールが来ればドリブルを仕掛けたり、しっかり左サイドを守ったりということは」

-延長では持ち込んだシーンもつくった

「もっと精度を上げないといけないと感じました」

-大会を通じて、世界にインパクトを与える活躍だった

「自分の役割はまっとうしようと思いましたけれど、悔しさしかないです。いろいろな選手たちの思いがあったので。自分が蹴るべきだったのかなというのはちょっと思います」

-勝たせなければという話も出たが、覚悟の部分を振り返ると

「毎試合その思いを持ってやっているので。自分のいつも通りの気持ちで入りましたし、覚悟は持ったつもりだったけれど、ちょっと足りなかったのかなと思います」

-今後の日本代表を自分が引っ張っていくという思いは

「それは思っています。そういう存在にならないといけないと思います」

-このW杯で手にしたものは

「うーん、なんですかね。ちょっと分からないです」

-その涙の意味というのは

「いや…僕よりも強い気持ちを持っている人に対しての申し訳ないという思いです」

-今後はどんな存在になりたいか

「チームを勝たせる存在になりたい。W杯で活躍できる選手がいい選手だと思う。4年後にもう1回頑張りたい」