ドイツサッカー連盟は6日、オリバー・ビアホフ氏(54)が、ドイツ代表ダイレクターを辞任すると発表した。

AP通信によると、契約は2024年の欧州選手権まで続く予定だった。だが、ドイツ代表が昨年の欧州選手権2回戦に続き、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でも1次リーグで敗退。2大会連続のW杯での早期敗退の責任を取った形だ。

ビアホフ氏は元ドイツ代表FWで、引退後の04年にドイツ代表のチームマネジャーに就任。以後18年間、同連盟で要職を担ってきた。14年のW杯ブラジル大会では、ブラジル北東部のリゾート地をキャンプ地にして、チームを整え、ドイツの優勝に貢献したと評価されてきた。

だがその後、同様のチームキャンプを提供する試みは、結果につなげられなかった。W杯では、2大会連続で1次リーグ敗退の結果となった。

ビアホフ氏は「私たちが納得して下した決断が、正しいものでなかったこともある。その責任は私が取る」とコメントを発表した。フリック監督の去就についてはまだ不透明のままだ。