FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本はクロアチアに1-1からのPK戦(1-3)で敗退した。
10年南アフリカ大会(パラグアイ0-0、3-5負け)に続き、W杯でのPK戦は2敗だが、これまでのキッカーたちの2種(高校年代)での所属先を比較すると、明暗がくっきりと分かれた。
■10年パラグアイ戦
○遠藤保仁(鹿児島実)
○長谷部誠(藤枝東)
×駒野友一(広島ユース)
○本田圭佑(星稜)
■22年カタール大会
×南野拓実(C大阪ユース)
×三笘薫(川崎Fユース)
○浅野拓磨(四日市中央工)
×吉田麻也(名古屋ユース)
合計8人が蹴り、高体連出身4人が成功したのに対し、Jクラブのユース出身者は全員失敗となった。
高校サッカーの強豪校出身者は日常的な厳しい練習で精神的にも鍛えられていると、まことしやかに言われる。はからずもW杯という大舞台におけるデータ上では、洗練された精鋭たちよりも、根性を磨き上げた選手たちに「PK適性」はあると言えそうだ。