【ドーハ(カタール)9日】チームを2度救うことはできなかった。1点を追う後半39分。仲間が得たPK。イングランド主将のFWハリー・ケーン(29=トットナム)はボールの前に立った。1度目と同じように、ゆっくりと靴下を膝まであげた。しかし、力を込めて蹴り上げたボールは、ゴールポストの上に飛んでいった。

「キャプテンとして、PKを外したものとして、私はその責任を負う」。チームが受けた敗戦のつらさを一身に背負った。

重責を2度も担った。1点を追う後半9分。FWサカがペナルテーエリア内で倒されて得たPK。ゆっくりと体勢を整えると、相手GKが飛んだ方向と反対の左隅へ完璧に決めた。難しい1試合2度目のPKにも、責任感と覚悟で向かっていた。

サウスゲート監督は、これまでチームに大きな貢献を果たしてきた主将を責めなかった。「ハリーは非常に落ち込んでいるが、自分を責める理由は何もない。我々は彼のリーダーシップと目標のおかげで、今のポジションにいる」。優勝候補と目されたが、前回王者を前に準々決勝で戦いが終わった。

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