マンチェスター・ユナイテッドは21日、来季からの指揮官として、現アヤックスのエリック・テンハグ監督(52)を招聘(しょうへい)すると発表した。契約は25年6月までの3年間で、1年の延長オプションがつく。

テンハグ監督は現役時代、DFとしてトゥウェンテやユトレヒトなど母国オランダのクラブでプレー。引退後は指導者として、グアルディオラ監督時代のバイエルン・ミュンヘンでセカンド・チームを率い、同監督の薫陶を受けてきた。

テンハグ監督は17年からはアヤックスを率い、国内リーグを2度、オランダ杯を2度制している。今季も現在勝ち点72で、2位PSVに勝ち点4差をつけて首位を走っている。

現在、マンチェスターUのライバル、マンチェスター・シティーを率いるグアルディオラ監督は「アヤックスは見ていて楽しいチーム」と話し、その攻撃的なスタイルを高く評価。テンハグ監督については「マンチェスターCの指揮を執ることができたか? もちろん。彼は(自分の後がまとして)ウチの監督になれたと思う」と話していた。

マンチェスターUは昨年11月に成績不振でスールシャール前監督を解任。現在はラングニック暫定監督が率いている。ラングニック暫定監督は来季からフロント入りする予定。