ブラジル代表のアンチェロッティ監督(66)がスペインのラジオ局ラジオ・マルカのインタビューに応じた。同メディアがそのもようを16日に伝えている。

アンチェロッティ監督はさまざまな質問に答える中、昨夏から率いるブラジル代表のワールドカップに向けたメンバー編成について、「選択肢が多すぎるのでリストを作るのは簡単ではない。特に攻撃陣は選択肢が豊富だ。中盤やサイドバックは少し手薄だが、今後の親善試合やワールドカップに出場する選手をしっかり選べるだろう」と説明した。

それまで完璧に見えていたレアル・マドリードが、アンチェロッティ監督の同クラブでのキャリア最後の年となった24-25年シーズンに大きく変わった理由を説明した。

「サッカーはほんのわずかなことで変化し、それによって化学反応も変わる。単に環境的な問題ではなく、クロースをエムバペに代えたからというだけでもない。あの同じ年にナチョも退団し、カルバハルが負傷し、モドリッチの出場機会も減少した。ロッカールームで素晴らしい雰囲気を作り出していた旧世代は去り、気概や個性を備え、模範にならなければならない新世代の選手たちが加わる必要がある。しかし、それは一瞬で起こるものではない。時間が必要だ。エムバペの加入はクロースやナチョという2人の重要な選手の退団時期と重なり、チームの雰囲気は一変した。エムバペは約50ゴールを決める本当に素晴らしい活躍を見せてくれたが、チームはタイトル獲得に苦労した。なぜならサッカーは細かい部分が重要であり、何かを変えてもうまくいくとは限らないからだ」

ビニシウスが再び世界のサッカー界を席巻できるかを聞かれると、「ビニシウスはビッグマッチで失敗したことがない。彼が準決勝や準々決勝で失敗したという記憶は私にはない。バレンシア戦では怒って集中力を切らしたかもしれないが、重要な試合では1度もそんなことをしたことがない。もし代表に招集されれば、素晴らしいワールドカップを送ってくれると確信しているよ」と全幅の信頼を寄せていた。

アウェーのマンチェスター・シティー戦を目前に控えたRマドリードが欧州チャンピオンズリーグで準々決勝に進出できるかという質問に対しては、「勝ち抜くだろう。守備をしっかりやり、バランスを取る必要がある」と返答した。

アンチェロッティ監督はRマドリードでの直近3試合で5ゴールを決めているウルグアイ代表MFバルベルデについて、そのパフォーマンス自体に驚きはないが、ホームのマンチェスター・シティー戦でのハットトリックに驚いたことを認めつつ、「ブラジル国籍を持っていないのが残念だと伝えたよ」と冗談混じりのメッセージを送ったことを明らかにした。

(高橋智行通信員)