[ 2014年2月15日7時41分 ]

 ジャンプ男子ラージヒルで悲願の個人メダルを狙う葛西紀明(41=土屋ホーム)が、予選免除の特権を最大限に生かして本戦に臨む。13日の公式練習で「メダルを取りに来ている」と強い口調で意欲を語った41歳の日本選手団主将が、勝負に出る。

 14日の予選は試技を含めて2回飛ぶ機会があったが、医師と相談してやめた。腰痛が悪化したわけではないという。横川コーチも今季のW杯でも練習を飛ばないことが多いと説明し「いつも通りの調整」とみた。

 13日の公式練習では131・5メートル、134メートルを飛び「踏み切りのタイミングや助走など、確認したいことはできた」と話した。手応えを得たことで、無理に飛ばずに集中力を高める方が得策と判断したのだろう。ノーマルヒル金メダルのストッホ(ポーランド)や、フロイント(ドイツ)ら好調なライバルとの表彰台争いに全てを懸ける。