ジャカルタ・アジア大会の男子バスケットボール代表選手4人が、行動規範の違反で日本選手団の認定を取り消された問題で、発覚した経緯は朝日新聞社の社員の目撃だった。山下団長の説明によると、写真も存在しているという。

 問題が起こったのは、16日午後10時ごろ。今村佳太(22=新潟アルビレックスBB)橋本拓哉(23=大阪エヴェッサ)永吉佑也(27=京都ハンナリーズ)佐藤卓磨(23=滋賀レイクスターズ)の4人は公式ユニホームを着て、食事をするために選手村を離れ、車で最低でも30分以上はかかる歓楽街ブロックMへ向かった。当初は食事だけの予定だったが、日系人に声をかけられ、立ち話をした後、女性が接客する店を紹介された。

 その後、4選手はそれぞれ女性をホテルに連れ込み、金銭のやりとりがあったかは不明だが、行為に及んだという。

 アジア大会の派遣は国費で賄われ、日本選手団の行動規範には「社会の模範となる行動を心がける」とある。2年後の東京オリンピックへ向けて、スポーツの機運が高まっている時に、モラルが問われる事態が発生した。