<第90回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 3区まではシード圏内を確保していた上武大が、4区から失速し、往路16位と出遅れた。

 花田勝彦監督(42)は「今年はやっと駅伝らしい駅伝ができたと思っていたんですが…」と残念がった。

 もともと4、5区には不安があったという。4区の東森拓(2年)は脚のけがが長引き、昨年10月の予選会でようやくジョギングができたばかり。5区の松元航(3年)も直前になって調子を落としていた。その松元が17キロで脱水症状となってけいれんし、歩く場面もあった。「一瞬、棄権も考えた。何とか最後まで走ってくれた。復路は厳しいが、なんとかあきらめずに…」と思いを託した。