来年のリオデジャネイロ五輪に向けた女子日本代表の国内選考会開幕戦、さいたま国際マラソンが行われた。昨年限りで終了した横浜国際女子マラソンの後継大会で、今回が初開催となった。

 地元埼玉出身の吉田香織(34=ランナーズパルス)が終盤追い上げて2時間28分43秒の2位でゴールした。渋井陽子(36=三井住友海上)も粘りを見せて2時間31分6秒で4位に入った。アツェデ・バイッサ(28=エチオピア)が独走で2時間25分44秒で優勝した。

日本人トップの2位でゴールする吉田(撮影・丹羽敏通)
日本人トップの2位でゴールする吉田(撮影・丹羽敏通)
日本人2位の4位でゴールし、手を合わせる渋井(撮影・丹羽敏通)
日本人2位の4位でゴールし、手を合わせる渋井(撮影・丹羽敏通)
優勝したアツェデ・バイサ(共同)
優勝したアツェデ・バイサ(共同)

【ゴール=2時間25分44秒】

 バイサ(エチオピア)の勢いは衰えず、優勝した。

 吉田が終盤追い上げて2時間28分43秒の2位でゴールした。

 チェシャイアーは2時間29分10秒で3位。

 渋井は2時間31分6秒で4位に入った。


【40キロ=通過タイム2時間18分24秒】

 バイサ(エチオピア)が独走で通過。

 2位吉田は2時間20分38秒で通過。

 3位チェシャイアーは2時間20分44秒で通過。

 4位渋井は2時間22分44秒で通過。


【35キロ=通過タイム2時間1分33秒】

 バイサ(エチオピア)がトップで通過。独走で力強い走り。2位はチェシャイアー(ケニア)。3位の吉田は2時間2分28秒で通過、チェシャイアーから17秒遅れで追っている。

 36キロで渋井がケバソをとらえ、4位に浮上した。

 39キロで吉田がチェシャイアーをとらえ、2位に浮上した。


【30キロ=通過タイム1時間44分38秒】

 先頭集団は3人。吉田、バイサ、チェシャイアーが力走している。

 吉田が31キロで先頭から遅れはじめた。

 32キロでバイサ(エチオピア)が前に出た。


【25キロ=通過タイム1時間26分51秒】

 先頭集団は6人。渋井、吉田、バイサ、メルカム、チェシャイアー、ケバソのメンバーは変わらず。

 粘りを見せていたが、29キロで渋井が先頭集団から遅れはじめた。メルカム、ケバソも先頭集団から離れた。


【20キロ=通過タイム1時間9分21秒】

 先頭集団は6人。渋井、吉田、バイサ、メルカム、チェシャイアー、ケバソのメンバーは変わらず。渋井が集団の後ろに位置している。

 21キロすぎで小田切が10位、中里は11位。小田切はさらに22キロすぎでキベトを抜き9位に浮上した。


【15キロ=通過タイム51分56秒】

 先頭集団は6人。渋井、吉田は給水もしっかりできた。バイサ、メルカム(エチオピア)、チェシャイアー、ケバソ(ケニア)も先頭集団。

 中里は10位、小田切が11位を走っている。


【10キロ=通過タイム35分43秒】

 先頭集団は6人。渋井、吉田が力走している。


【5キロ=通過タイム17分25秒】

 ペースが上がったが、遅めの通過タイム。先頭集団は11人。日本人選手は中里、渋井、吉田が入っている。

 5キロ通過後の給水で、中里が集団から遅れはじめた。先頭集団は8人となった。

 ※記録は速報値


【スタート】

スタートする小田切、渋井、中里、吉田の国内招待選手たち(撮影・丹羽敏通)
スタートする小田切、渋井、中里、吉田の国内招待選手たち(撮影・丹羽敏通)

 選手が一斉にスタートした。

 天候は小雨で、気温14・7度、風速1メートル。

 1キロ通過は3分38秒とゆったりした入り。中里麗美(27=ニトリ)、渋井陽子(36=三井住友海上)、吉田香織(34=ランナーズパルス)らが先頭集団で力強く走っている。

 2キロで小田切亜希(25=天満屋)が先頭集団から遅れた。


◆さいたま国際マラソンの主な招待選手◆

番号 選手名 年齢 国 所属 自己ベスト

2 タファ(31=エチオピア)2時間21分31秒

3 バイサ(28=エチオピア)2・22・3・

6 キベト(31=ケニア)2・26・16・

10 メルカム(30=エチオピア)2・21・1・

21 渋井陽子(36=三井住友海上)2・19・41・

22 中里麗美(27=ニトリ)2・24・28・

24 吉田香織(34=ランナーズパルス)2・29・45・

25 小田切亜希(25=天満屋)2・30・24・

会見で意欲を見せる招待選手
会見で意欲を見せる招待選手