リオ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した桐生祥秀(20=東洋大)飯塚翔太(25=ミズノ)が12日、埼玉・川越市内で行われた「オリンピックコンサート2016」にゲストアスリートとして登壇した。

 リオ五輪の赤い公式スーツ姿で現れた。銀メダルを獲得した場面を振り返り、桐生は「何回見ても、思い出す。バトンパスもよかった」と笑顔。現在は東洋大の川越キャンパスで練習に励む。「(メダルの)色は金の方がいい。今のメンバーかは分からないですが、しっかり4人で走れればと思います。僕は気持ち的には絶対走るという気持ちでいる」。第2の故郷ともいえる地で、堂々と東京五輪に向けた所信を語った。

 400メートルリレーの決勝では、侍ポーズを4人で決めて入場し、銀メダルを獲得した。侍ポーズを提案した飯塚は「決勝では8チームの中で3チームがポーズをした。その3チームがメダルを取ったんです。チームワークの大切さを感じました」と話した。客席では大型スクリーンに、リオ五輪や過去の五輪の名場面が映し出される中、東京音響楽団が奏でるオーケストラに耳を傾けていた。

 東京五輪のゴルフは川越市内にある「霞ケ関CC」で開催される。同コンサートは、五輪の機運を高まるため実施。プロゴルファーの羽川豊(58)と同市出身のリオ五輪の競泳200メートル背泳ぎ代表・金子雅紀(24=YURAS)も登壇した。