駒大のエース中谷圭佑(4年)が、4区でまさかのブレーキとなった。右かかと痛からの復帰レースに臨み、5位でたすきを受けた。

 スタート直後は前の選手を追ったが、長続きせず。険しい表情となって、4人に抜かれた。区間18位の1時間8分14秒で9位まで順位を落とし、5区大塚にたすきを渡す際は「ごめん」とわびた。

 中谷は「最後(の箱根)にかける思いは強かったが、その走りができなかった。1年間、けが(右かかと痛)に苦しんだが、自分なりにやれることはやってきた。本当に力のなさを感じました」とコメントした。

 大八木監督は「途中で止まるか、歩くんじゃないかと思った。あそこまで落ちるとは思わなかった。最初にカーンといってしまった。いい時と同じ感覚でパーンと入ると持たない。落ち着いていけ、とは言ったんだが」と振り返っていた。