青学大が10時間57分39秒のタイムで逆転で総合4連覇を達成。原晋監督のハーモニー作戦は大成功し、2位東洋大に4分52秒の大差をつけ中大(6連覇)、日体大(5連覇)、日大、順大、駒大に続く史上6校目の快挙を果たした。

 東洋大は早大、中大、日大、日体大、順大に続く史上5校目の10年連続3位以内。3位早大、4位日体大、5位東海大、6位法大、7位城西大、8位拓大、9位帝京大、10位中央学院大で、ここまでが来年のシード権を獲得。順大は14秒差で11位、駒大は12位。3強の一角だった神奈川大は13位でシード権を逃した。

 青学大は往路で東洋大に36秒差をつけられ2位で復路をスタート。しかし、6区山下りの15キロ付近で小野田勇次(3年=豊川)が東洋大・今西 駿介(2年=小林)をとらえ一気に抜き去り、小田原中継所では原監督の予想を上回る52秒の差をつけてトップに立った。その後も7区林奎介(3年=柏日体)が区間新記録の1時間2分15秒の快走を見せ、東洋大を3分27秒差に突き放した。さらに8区のエース下田裕太(4年=加藤学園)も3年連続の区間賞をマークし、6分以上の大量リード。9、10区は近藤修一郎(4年=九州学院)、橋間貴弥(3年=山形南)が、原監督の予言通りの「ピクニックラン」で11年の早大以来の復路での逆転Vを飾った。