日本陸連は26日、都内で会見し、来月11、12日の世界リレー大会(日産スタジアム)の日本代表メンバーを発表した。

男子は山県亮太(26=セイコー)、桐生祥秀(23=日本生命)、飯塚翔太(27=ミズノ)、ケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)ら常連組が順当に選出された。

また中学、高校と100メートル日本一になった宮本大輔(20=東洋大)、21日の出雲陸上の男子100メートルを制した白石黄良々(22=セレスポ)は初の代表入りとなった。女子は福島千里(30=セイコー)、市川華菜(28=ミズノ)の両エースが外れ、土井杏南(23=JAL)が代表に復帰した。

会見に登壇した100メートル日本記録保持者の桐生は「メダルを取って当たり前という風潮がある。期待に応えられるようにメダルを取りたい」と意気込んだ。400メートルリレーでの起用される予定の昨夏のジャカルタ・アジア大会男子200メートル覇者・小池祐貴(23=住友電工)は「素直にうれしい。日本代表のリレーチームは仲がいい。楽しそうにやっている雰囲気を見てほしい」と語った。

大会は国際陸連主催のリレーの祭典。男女の400、1600メートルなどのリレーの他、非オリンピック(五輪)種目の800メートルリレーや、男子選手が110メートル障害を走り、受け継いだ女子選手が反対方向に走る「混合シャトル障害リレー」や、男女1人ずつのペアで400メートルをともに2回走る珍しい種目も開催される。過去3回はバハマで開催されていたが、今大会は初めて日本で行われる。