男子走り幅跳び予選で、8メートル40の日本記録を持つ城山正太郎(24=ゼンリン)が全体8位で予選を突破した。

1回目から好記録で決勝の道を切り開いた。向かい風0・6メートルの中、7メートル94をマーク。予選B組の1回目ではトップに立った。2回目は7メートル64、3回目はファウルに終わるも、全体8位で上位12人による28日(日本時間29日)の決勝へ駒を進めた。

ウオーミングアップの時から武器である助走スピードの好調ぶりを感じていたという。城山は「記録は低いですが、1回目でしっかり跳べて、通過できたのはよかった」と振り返った。「決勝に行きたい気持ち、プレッシャーがあった。今までにない感覚でした」。重圧に打ち勝てた。決勝で踏み切り技術の修正を施し、チャレンジャーとして挑むだけだ。

また日本選手権3連覇で、自己記録8メートル32を持つ橋岡優輝(20=日大)も8メートル07の全体3位で予選通過を果たした。同種目の日本勢決勝進出は97年森長正樹以来22年ぶり。過去には3人だけで、2人同時は史上初だった。