16年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(28=ミズノ)が独特の言い回しで、200メートルのスタートのコツを明かした。

10日、日本陸連主催のユーチューブを使った生配信トークイベントにリモート出演。日本歴代3位の20秒11の自己記録を持つ200メートルのスタートのコツを聞かれ、「(コップに)ヒタヒタの水をこぼさないように走る」。100メートルのように全力で飛び出せば、200メートルは後半に失速する。飯塚の感覚だと、「最後の30メートルで足が回らなくなる」。少し力を抜き、地面を強く蹴りすぎないことも大切という。

現在は拠点とするナショナルトレーニングセンターを使えない。限られた環境の中、自宅での補強や、近所を走る生活を送る。「この状況が終息して、試合が始まって、皆さんに少しでも楽しんでもらえるように準備をしたい」と話した。