陸上男子100メートルで9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム(21)が米フロリダ大を休学し、練習拠点をフロリダ州ジャクソンビルの「タンブルウィード・トラック・クラブ」に変更した。マネジメント会社UDN SPORTSが30日、発表した。

昨年11月にはプロ転向を表明していたサニブラウンは「東京オリンピック(五輪)が1年延期したことにより、新たな環境でトレーニングを行い、準備をしていきたい」とコメントした。

同クラブは17年の大学進学前に指導を受けていたレイナ・レイダー氏がコーチ。日本を飛び出し、大きな飛躍を支えてくれた師と再び組んで、東京五輪へと向かっていく。また新たな所属先には昨秋の世界選手権(ドーハ)で男子200メートル銀メダルのアンドレ・ドグラス(カナダ)や男子三段跳びで五輪2連覇のクリスチャン・テイラー(米国)らがいる。世界トップクラスの選手に囲まれ、成長を加速させていく。