第97回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の監督会見が10日、オンライン形式で行われた。

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11月の全日本大学駅伝を制した駒大は、エース田沢廉(2年)やルーキー鈴木(1年)など、伸び盛りの下級生が多数メンバー入り。大八木弘明監督(62)は「1、2年生の勢いが上級生を刺激し、うまくまとまりながらやれている。チーム一丸となって頑張る」と手応えを口にした。

田沢はアンカーで起用された全日本大学駅伝で勝負強さを発揮し、優勝の立役者となった。1万メートルに出場した今月の日本選手権では日本記録ペースの先頭集団につけて8位に健闘。大八木監督は「まだ力が足りないな」と振り返ったが、厳しい評価は期待の裏返しだ。

帝京大の中野監督が、「駒大の1年生には(1万メートルで)28分台の選手が4人。どんな起用か興味がある」と話したように、新人選手にも大きな注目が集まる。3大駅伝で最多22度の優勝を誇る伝統校が、若さと勢いでさらなる頂点に挑む。