来年1月2、3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝の区間エントリーが29日、発表された。

   ◇   ◇   ◇

特に往路は目まぐるしく順位が入れ替わると予想される。青学大、駒大、東海大、早大、明大、東洋大と上位校の力は拮抗(きっこう)する。

その中でも総合力は青学大が目を引く。2区エントリーの中村も好調。10区間とも上位で走れる選手を並べられる。過去6年5勝。往路Vを逃しても、復路で逆転の算段が立つ。総合2位の2大会前は、3区間で区間2ケタの失速が計算外だったが、大崩れがなければ、優勝は大きく近づく。

全日本覇者の駒大は、エース田沢で先頭に立ち、流れに乗りたい。黄金世代が卒業し、底上げを進めた東海大は、3年連続の5区が濃厚な西田の結果が、命運を左右しそう。早大は山が怖いが、往路は先頭争いをできる。前回の経験者8人が残る明大は、安定感が光り、優勝も視野に捉える。東洋大は5区の宮下が山の神候補で、ごぼう抜きの一発を秘める。国学院大、帝京大、順大、中大も上位争いできる戦力が整う。

箱根駅伝特集はこちら―>