自己記録10秒07の多田修平(24=住友電工)が、4位に悔しさをにじませた。

得意の序盤で前に出たが、後続に抜かれて10秒32(追い風0・1メートル)。山県亮太、小池祐貴、桐生祥秀に続くフィニッシュとなり「気持ちは優勝する気持ちで挑んだ。山県さんとはすごく差があいた。まだまだ自分の力は足りないと感じた」と振り返った。

大事な東京五輪シーズンが本格化していく。今後に向けては「まだまだ練習を積んで強くならないと、五輪内定や10秒05(東京五輪参加標準記録)は見えてこない。より一層、真剣に取り組んで、基礎体力を上げていきたい」と課題を口にした。