今日24日に開幕する陸上の日本選手権と併催のU-20日本選手権(ともに大阪・ヤンマースタジアム長居)に、東北高校選手権を終えたばかりの女子トップアスリートたちが挑む。日本選手権では昨年1500メートル2位の米沢奈々香(仙台育英3年)が2年連続のメダル獲得を、ハンマー投げでは昨年5位の村上来花(青森・弘前実3年)が初の表彰台を狙う。U-20日本選手権では、参加標準記録を突破した200メートルの佐藤美里(宮城・常盤木学園3年)、1500メートルの伊藤瑠音(青森山田3年)、100メートル障害の高橋亜珠(山形商2年)、円盤投げの石沢実菜海(青森・弘前実3年)、砲丸投げの田中杏実(青森北3年)が上位を目指す。

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山形商の高橋がU-20日本選手権の100メートル障害に初挑戦する。4月上旬に参加標準記録を突破する13秒95の自己ベストをマーク。今季、全国高校ランキング4位に急浮上した。東北高校陸上は予選から抜き足(左)を移動するタイミングを修正。14秒19(向かい風1・6メートル)で優勝し、100メートル2位(11秒90)の悔しさを晴らした。

身長171センチの伸びやかな体格。尾花沢中では四種競技をこなすなど高い身体能力を秘める。昨秋の東北新人大会は200メートルで優勝。ナイジェリア人の父を持つ若きハードラーは「100メートルのタイムも速くして13秒台を安定して出したい」と全国に乗り込む。