世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表内定を決めている1500メートルを含めて今大会3種目に出場する田中希実(豊田自動織機)は、800メートルは2分4秒51で2位だった。スタートから先頭を独走した塩見綾乃(岩谷産業)を、ラスト200メートルからの驚異的なスパートで追い上げたが、わずかに及ばなかった。塩見が2分4秒24で初優勝した。

世界選手権の参加標準記録は、日本記録2分0秒45を上回る1分59秒50。

田中は75分後の午後5時35分からは、5000メートル決勝に進出する。同種目はすでに参加標準記録を突破しており、3位以内に入れば2種目目の代表内定となる。