男子3000メートル障害予選で、日本記録保持者で東京五輪(オリンピック)7位入賞の三浦龍司(順大)は決勝進出を逃した。8分21秒80で2組5着で、自動的に決勝に進出する3着以内には入れず、タイムで救われる4着以下の上位6人にも残れなかった。

三浦はスタートから積極的に集団の前方を走り続けた。2000メートル以降は5番手以内の位置をキープ。残り1周の集団のスパートにも必死に食らい付き、5着でゴールした。結果的に決勝進出は逃したが「レースの入りはよかったけど、この気象条件の中での走りとしては、自分も少し勝負ができたというか、積極的にいくことができた」と手応えは感じていた。

大会前には「まず決勝に残ることが必須。東京五輪の再現ができれば最高」と話していた。今月1日には世界最高峰のダイヤモンドリーグ、ストックホルム大会の男子3000メートルに出場。日本歴代4位となる7分47秒98を記録したものの、全体10位で世界の強豪との差を痛感。「世界との壁を感じた。これからが厳しい戦いになる」と気を引き締めて臨んだが、「後半の伸びが全然足りなかったかな」と、あらためて世界との差を肌で感じていた。

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