東京五輪代表で7月の世界選手権にも出場した黒川和樹(21=法大)は55秒41で7着となった。

勢いよくスタートを切ったが、徐々に減速し最後は流しでのゴール。6月の日本選手権では48秒89で2連覇を果たすなど、実績十分の実力者だが、この日は振るわなかった。

8月前半に、ぎっくり腰を患ったといい「なった時は歩くのもしんどくて、それが1週間続いた。上半身のウエート(トレーニング)くらいしかできなかったので、そこが練習積めなかったのかな-というのはある」と明かした。

この日はスタート前から心身ともに不調で「招集に行く寸前に吐きそうになった」とも明かした。

レースを振り返り「気持ちは作ったが体も動かなくて、(ハードル)4台目くらいで心が折れた」と悔しさをにじませた。