陸上の京都学生対校選手権が2日、京都市内のたけびしスタジアム京都で行われた。

男子5000メートルで、立命館大の中田千太郎(3年)が、14分36秒44をマークして優勝した。スタートからトップを走り、2位と17秒の差をつけてのフィニッシュした。

独走のレースは想定外で「中学校の頃とかはあったんですけど、久しぶりで。戸惑いながらも、とりあえずリズムだけは崩さないようにしてました」。

本人はタイムに納得していない様子だったが、田中裕介コーチ(37)は「風が強い中でもよく頑張ってくれた」と評価する。加えて「あれだけひとりでずっと走ってくれると、非常に力がついてるのかなと思う」と成長を喜んだ。

中田は、5000メートル、1万メートルをメインに据えながら、ハーフマラソンにも挑戦している。箱根駅伝への挑戦を公式に表明している立命館大にとって、挑戦のカギとなる選手だ。

田中コーチは、昨年10月の出雲駅伝でアンカーを務めた山崎皓太(こうた、3年)とともに「ハーフで走ってくれないといけない二人。1時間3分とかでは走ってくれると思うので、この二人が核になると思う」とした。

同大学は、男子3000メートル障害でも清水隼人(2年)が9分20秒10を出して優勝。同1万メートルでは尾上陽人(2年)が31分14秒26で3位に入った。